鳥

ツバメが家の軒先に巣作りを始めました。
もう遅いぐらいなので精力的になっています。

私は鳥というのは人間より進化した生き物だと思っています。
恐竜は約6500万年前、主に巨大隕石の衝突によって滅びたとされていますが、
だんだんと巨大化していった恐竜たちは、進化の最後の過程で逆に体重を軽くし、
前肢を羽根へと変え、大地を離れ大空を生存圏とする道を選びました。

これは当然の流れでしょう。他の生物を捕食するため、もしくはそういう肉食恐竜から
身を守るため、当初は巨大化を選んだ恐竜でしたが、やがて行き詰まり、
生存圏を空に見出し、我々のように大地にへばりついて生きるのではなく、
地表上を三次元的に生きる道を見出したのです。

我々哺乳類は、同時代ではまだネズミのような生き物であり、
そこから進化したのですから、鳥の方が進化の先輩なのです。

鳥の視力には恐ろしいものがあります。鳶などは何百メートルも離れた場所の
餌や人間の食べ物といったものを見分け、急降下攻撃で上空からピンポイントで
獲物をゲットするという離れ業をやってのけます。

色の識別能力も我々をはるかに凌駕しており、赤外線や紫外線の範囲まで可視光が
及んでいます。

我々は知能や道具を持った生き物が優れて進化した種だと思い込まされていますが、
よく考えればそんなことはなく、そういった能力も生きる上での一特性でしかありません。

何より鳥はとても幸せそうです。いつも歌わずにはいられないぐらい幸せなのです。

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